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小休止の11

作ることがアウトプットだとしたら、作り続けると、色々なものが枯渇していく気がしています。 だから、インプットが必要で、それは、服を見るとか、ミシンの情報を得る、とかでなく、 色々なカルチャーを少しずつ取り入れていくことで、自分の中で色々と点と点が線になって、作りたいものができていくような、気がしています。


 この小休止のでは、そんなインプットの中でも好きなものをあげていきたいな、と思っています。


 

今回は小休止の「本」


【模倣と創造】


 

前回の小休止も本でしたが、今回も本。


仕事関係の友人から教えてもらった本なのですが、実は美術やクリエイティブに片足を突っ込んでいるような仕事が本業であるぼくにとって、とても刺さる内容でした。


 

大きな構成としては

・模倣

・想像

・創造

という3章に分かれていて、【創造力は生まれ持ったセンスだ】という思いこみの人々に向けて、そうではないということと、ではどうやって創造力を伸ばしていくのかが、丁寧に書かれています。


そのように書くと、

ビジネスをアート思考で乗り切るみたいな指南書や、アート系の本と同じジャンルの棚に置かれそうですが、

これは完全に、どう幸せに生きるか、みたいなヒントの本=哲学書なんだとおもいます。



前段で書きましたが、いまの仕事はクリエイティブ系です。しかし、大学で学んでいたこととはちょっとジャンルが違っていました。



なので、美大とかの人たちに負けないように、劣らないように、

思いつく限りの自分にできることを社会人1年目から3年目まで独学でやっていたのですが、偶然にも同じようなことが、クリエイティブな考えを持つためのこの本にも書かれていました。


また、お金やフォロワー数など、外的な価値ではなく、クリエイティブな思考になることで、自分の中に価値を作り出して、それが幸せに通じる、


というようなことも、この本には書かれていて、

それもいまの自分が生きている上で大切にしていることと合致していました。


つまり、自分にとってこの本は、決してビジネスの指南書なんかではなく、

過去の暗中模索な自分や、現在の自分を

「大丈夫、間違ってなかったよ」と肯定してくれる存在なのです。


「13歳からの〜」と書かれていますが、いわゆる中堅と呼ばれる世代に、この本に出会えてよかった。

このあとの人生を少し自信を持って進んでいける気がする。



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