先日、居ても立っても居られなくなって、川内倫子さんの個展【M/E】を観に、初台のオペラシティまで行ってきました。
日本を代表する写真家の一人である、川内倫子さん、ぼくもAILAなど写真集を持っていますが、とても大好きです。
ただ、写真集だと、大きさが本のサイズに制限されてしまうので、実際に展示で大きなプリントや、額装など、写真集では伝わらない作者の意図が伝わるので、展示でみるのは、とても楽しいです。
また、今回の展示は、撮影がOKなのもうれしいところ。さすが写真家であり、海外でも個展をされているので、ここら辺の考えが柔軟で心地よいです。
ということで、ここからは展示の写真などをぼくの目線で。これから行かれる方で、まったく内容を知りたくない方は、お気をつけください。
川内さんは、映像もあるので、むこうからこちらに入ってくる感覚もあって、新鮮。
映像は場の使い方も勉強になる。
なんだろう、ここのブースが一番泣きそうになった。
ほんと震える感じ。
映像を2つを並べて表現するブース。
カップルが愛おしそうに眺めている姿が尊かった。
繭のようなテントというかベールに囲まれたブースもよかった。
このベールを抜けた先にある写真の世界と、ベールを抜けるという行為がリンクする感じが身体性があって、とても良かった。
Yamanamiも穏やかなエネルギーがあって良かったです。
こちらの額装が美しかった。
巨大な映像に挟まれる感覚。没入感。
この川内さんの優しくも力強い眼差しに触れると、そんな気持ちで物事を捉えてみたくなりますね。真似できるわけではないのだけれど、そんな気持ちで写真を撮りたいと強く強く思わせてくれる展覧会でした。
そんな気持ちで、僕が撮った写真たち。
いつもと、少しだけ違った写真になった気がする。
こちらの展覧会は、12月18日まで、東京のオペラシティアートギャラリーでやっています。
本当に本当におすすめです。僕もまた行きたいと思っています。
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