今使っているカメラ SIGMAのsdQuattroの特徴の一つとして、“シネスコサイズの写真が撮れる”があります。

シネスコとは、こんな感じの21:9という横長の写真のアスペクト比のサイズ。
シネスコはシネマスコープの略で、いわゆる映画館で見る映画のイメージですかね。
ちなみに、普通の写真で多いのは3:2、テレビは16:9のようです。
SIGMAのカメラは、後処理しなくても画面アスペクト比選択のなかから、シネスコが選べるので簡単にこんな感じの写真が撮れます。(他社カメラをほとんど使ったことがないので、他のカメラでも選べるかわからない。。すみません。。)
このシネスコサイズ、最初は飛び道具的にスポット使用していたのですが、去年買ったlomoのpo2-2mというオールドシネレンズをきっかけに、使用頻度が上昇。

lomo okc po2-2m 75mm f2
シネレンズならシネスコだろう!と安易な発想で使い始めたのですが、
3:2よりも余白との差を考えるようになり、なんだかわからないけど、物語性や時間性が増した好みの雰囲気の写真が撮れるような気がするので、いつの間にかデフォルト設定をシネスコにするぐらいシネスコにハマってしまいました。
ということで、作例をいくつか

これはなんとなく横に流れる時間性

余白の対比

目線がより真ん中にくるかなあ

はみ出しても面白い

見えないけれど(見えないからこそ?)奥行きを意識
シネスコという名のように、映画的かは別として、やっぱり時間性や物語性が増すような気がする。
ということで比較。
全てカメラはsdQuattroとレンズはlomo po2-2m、設定諸々も同じで画面アスペクト比だけ変えています。

21:9(シネスコ)

16:9

3:2(普通の写真サイズ)

4:3

7:6

1:1
sdQuattroで選べるアスペクト比で撮り比べてみましたが、どうでしょうか。
まあ、なんといか、好みと言ってしまえばそれまで感もありますが、シネスコは余白を意識しやすいように思います。
縦構図にはシネスコは不安定感が出てしまうことが多いので、3:2とか4:3の方が安定した縦構図が出来そう。
後半2枚は中判フィルムによくあるアスペクト比。
情報がキュッとして、これはこれで好きです。
まあ、色々言ってきましたが、要はシネスコ写真が好き!ということ笑
これからもしばらくはシネスコ熱が続きそうです笑
