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Leica S 006

久しぶりに、写真用のカメラを買いました。



【leica s 006】

 

ちょっと前のものにも書いたのですが、色々とやってみたかったことに、一歩踏み出してみようと。


その中の一つがこのカメラ。


Leica s 006の端的な特徴としては、

CCDのデジタル中判センサーサイズ


現在主流になっているデジタルカメラのセンサーはCMOSセンサーというもの。


CCDの色はいい!!

と半ば都市伝説的な言説がSNSを中心にありますが、CMOSとの違いは電荷の運び方が主なようで、センサー自体が色をどうこうってことではないようです。


ただ、やはりその時代の流行りの色や見え方はあるようで、その当時の色再現性などには違いはありそうです。


そして、それが中判サイズ。

フィルムの中判と比べると一回り以上小さいので、中判と呼べるのか疑惑も一部ありますが、現在、中判デジタルと呼ばれるサイズ感(厳密にはライカ判比率のために違いますが)。


センサーが大きいと、ボケ感や諧調表現で優位になるので、出てくる画の表現に違いがでてくるというのが一般的で、


たしかに、GFXなど、SNSや各種メディアに出ている写真を見ていると、そんな印象が高いです。


ではGFXはじめ、CMOSの中判デジタル機もある中で、なぜ、今回LeicaS006を買ったのかを書いていきたいと思います。


 

①見た目


これは意外と、というか本当に大事だとおもうのですが、見た目は自分の中で大きいです。


使っていてテンションがあがるかどうか、とか、持ち出したいかどうか、みたいな



このなで肩というかゆるやかなカーブのデザインが良いです。


いい意味でカメラカメラしていない感じ。(そういう意味ではsdQuattroとも同じベクトル)







あと、自分はオールドレンズが好きで、このLeicaS006でもオールドレンズをメインにしています。

GFXなどフリンジバックが短いものは、マウントアダプターが長くなるのですが、このSマウントだとマウントアダプターが比較的薄くて、個人的にはハマりがいいな、という印象。



ちなみにストラップもこれに合わせて作成。

中にヌビ生地を入れて、クッション性と、太さも重さを分散できるように太くしました。

(なので、縫い目が汚いが、見切り発進で作った割にはうまくいった。)

 

②空間的な写り方


もちろん、見た目だけではなく、写りでも他の中判よりも好みでした。


ものすごく感覚的で、なんのエビデンスもないので申し訳ないのですが、色々な写真を見ていく中で、LeicaS006系の写真が、一番空間的な写りをしていると感じたから。


ぼくがfoveon機で好きだったのは、この空間感。

解像感やピント部のキレともどこか違う、空間の3D感を感じられたことでした。


それが、このLeicaSにはある気がしたのです。





何度も言いますが、他のレビューでそういう言説が多いわけでもないし、エビデンスもありません。数値的になにかがでているわけでもないと思います。


でも、ぼくがそう感じたのだから、誰かのレビューよりも、自分の感覚の好みで選ぼう、という気持ち。


 

③好きなレンズ


これは、中判センサー全般に言えることなのですが、好きなオールドレンズたちが、標準画角的に使えるということも大きかったです。

例えば、このブログでも何度か紹介したmamiya sekor c 80mm f1.9ですが、これをAPS-CのsdQuattroで使うと、換算でざっくり120mmほどになってしまいます。

これが、今主流になっている中判デジタルセンサーのサイズだと、換算で×0.8程度の60㎜近辺になります。


好きな写りで、標準域に近くなるのは、とてもうれしい。


ちなみにいま持っているLeicaS006で使えるレンズは以下の3本。


・pentax645 A 75mmf2.8

・mamiya sekor c 80mm f1.9

・f planar 110mm f2


 

では、まあ御託は置いておいて、写真をみてください。


一応、レンズごとに載せたいと思います。

【pentax645 A 75mmf2.8】






一番キレがいいような印象。

この3本の中でも、軽い(200g台!)ので、一番持ち出すことが多いです。


 

【mamiya sekor c 80mm f1.9】






pentax645 75mmと比べると、より甘やかな印象で、優しくていいです。

全て開放ですが、絞って撮ったものも載せていきたいですねえ。


 

【f planar 110mm f2】




さすが、プラナー。

なんでもない家にちょっとだけドラマを感じられるような気分。

アダプターがついて、家でちょっと撮っただけなのですが、今後外にも連れ出していきたいです(重さはまあ、がんばろう)。


ちなみに、全てDaVinci Resolveで編集しています。


 

ただ、まあ、ウィークポイントもあるわけです。


それがセンサーの腐食。


これがこのLeicaS 006などのleica CCDが手を出されにくい理由でもあるのですが、

ほぼ必ずと言っていいほど、センサーのIRフィルターのコーティングが腐食(剥離)するようです。


これは困る・・・。


ただ、世の中にはすごい人がいるもので、そのセンサーのコーティングが原因なら、全部研磨すればいいのでは、と実践して、復活させた方がいるのです。



いつか腐食してどうにも立ち行かなくなったら、分解、研磨にも挑戦してみようと思います。(できるだけ遠い日を願う)


あと、まあ、やっぱり重いですね。これはわかっていたし、覚悟していたことなので、毎日持ち出してトレーニングしていきたいと思います。

 

そんな心配もありながらも、

勇気をだして一歩踏み出してよかった。


そんな写真たち。


もちろん、sdQuattroも売却するわけではないので、使い分けていきたいと思います。(少しシャッターの調子が悪いので、点検、修理にも出して、長く使えるようにしていきたい)


ただ、ここからまたちょっと違うカメラライフに進めるような気がして、ワクワクしている・・・!!






 

追記


このようなことをするのは、どことなくトンマナと違うのでは、とも思いつつ・・・。


・この機種を買うにあたって、色々な情報が少なかった。

・自分が他の方のデータを編集してみて楽しかった。


ので、配布用DNGデータを置いておきます。


ぜひご活用いただければ幸いです。



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